今回の目標は「間ノ岳」です。
間ノ岳は標高3190メートル。
南アルプスに位置します。
奥穂高岳と並ぶ日本で三番目に高い山です。
日本第二の高さ、北岳。
そして農鳥岳と合わせて白根三山とよばれます。
北岳にはすでに2度登っています。
しかし、間ノ岳はまだ一度も登ったことがありません。
今回はしっかり時間を使って初登頂を目指します。
もともとは7月中に登山を計画していました。
しかしずっと雨が続いてしまいました。
平地の雨は山の嵐。
雨の季節が過ぎるのを歯痒い思いで待ち続けます。
8月になってやっと天気が安定。
さあいよいよ山に向かおう、ということになりました。
しかしそもそも南アルプスは自宅から遠い。
電車で移動する手段もあります。
でも、時間にしばられるのは避けたいです。
ただでさえ北岳には時間の縛りがあります。
駐車場から登山口までバスでないといけません。
バスの時間を気にしながらの登山。
その上電車まで……となったら楽しみも半減。
バイクで向かうことは僕には必須です。
大まかな計画を立てます。
暑さを避けるため、昼の移動は避ける。
登山口まで1泊。
山の中で1〜2泊。
帰宅に1泊。
いろいろなことを考えた結果。
8/1を出発日と決めました。
予報を見ると天気は夜に大きく崩れるみたいです。
でも、それを除けばあとは晴天続き。
この機会を逃すと週末、そしてお盆期間に続きます。
どちらも登山客が多く訪れる期間。
しかも天候が良くなるかどうかも分からない。
一晩の嵐よりそのほかの日の都合を考えた結果です。
8/1 16:30に出発しました。
バイク運転は長くなる予定です。
エンジンをかけて走り出し、わずか10分。
忘れ物に気づきました。クッションです。
なくていいのは最初の3時間だけ。
長距離のバイク運転には必須です。
すぐに車体を傾けて家に戻ります。
戻る途中、見慣れた小物が落ちていました。
僕の登山道具、スパッツです。
いつの間にか荷物から落ちていたようでした。
気づけて本当に幸運です。
その後、ひたすらバイクを走らせました。
街中を抜ける。
奥多摩湖の脇を走る。
雲取山登山口を通り過ぎる。
日も落ちて、山中を走る頃には肌寒くなりました。
長い長い山梨への道。
暗く、ガスがかかってジメジメとしています。
あたりには木々しか存在しません。
ガスの塊が時折目の前に立ちはだかります。
少しずつ、高度が下がってきました。
羽織ったジャンパーも暑く感じてきます。
20:00
1日目の目的地、漫画喫茶に到着しました。
移動中も含めて、お菓子をつまんでいます。
普段はダイエットのため、お菓子は禁止。
でも登山前に空っぽの体は危険。
だから、エネルギーを体の中に取り込む必要があったんですね。
久しぶりの甘味が沁みました。
北岳・間ノ岳登山
一日目
二日目
三日目
持っていった道具の紹介