2021年8月 北岳・間ノ岳登山記録1日目 地獄の右俣と嵐の夜

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4:00
漫画喫茶を出発しました。
この時間に行けば余裕で2本目のバスに乗れます。
コンビニで最後の食料調達、トイレを済ませます。
すごく気になっていたマリトッツォを購入。
めちゃくちゃ美味しかった。

5:30
芦安駐車場到着。
しかし、荷物をまとめる間にバスが発進してしまいました。

コンビニで少しのんびりしすぎてしまったのが原因。
でも、正直わざと見逃した感もありました。

荷物チェックもしたい。
それに忘れ物確認も。
以前、iPadやバイクの鍵を忘れたことがあったので……。
どうしても急いだりすると注意を怠りがち。
バスを見逃すのも致し方なし。
そう思うことにしました。

次のバスは7:55。
少しでもバス代を浮かせよう。
登山口に一番近い、夜叉神峠へ向かいます。

6:15
夜叉神峠到着。
Twitterをしながらバスを待ちます。
待ち時間の長さの愚痴を聞いてくださったフォロワーさん方。
本当に感謝です。

7:40
乗合バスが来たため乗り込みました。
1時間ほど山道を走り続けます。
途中、ガイドさんから山の説明がありました。
でも、窓から一番遠い座席で見えず……。

8:20
広河原到着。
料金は普通通り取られた。
ガーン。

8:45
準備を固め、いよいよ出発です。

台風で崩落した川を修復中 北岳は遥か彼方

天気は快晴。
でも足取りは重い……。

睡眠不足。
長距離運転。
20kg近い荷物。

筋トレを繰り返し、余計な体重は落としました。
その落とした体重と同じくらいの荷物。
肩にずっしりときます。

それでも、ここらあたりはまだまだ余裕

小川のような登山道。
北岳登山の序盤はこんな道が続きます。
清い流れを無造作に踏みしめ、先を急ぎます。

植物のトンネル。
森の中を歩みます。
どこからか聞こえる小川のせせらぎが涼しげ。
橋を渡り、右岸に渡りまた登り続けます。

大樺沢二俣分岐点 まだ半分も過ぎていないけれどヘトヘト

11:30
大樺沢二俣に到着しました。
休憩者が多いけれど、ほとんどの方が下りのようです。
山小屋から渡された弁当の量が多い。
そんな声が聞こえてきました。

12:10
右俣コースを登り続けます。

ここが非常に辛い……。
標高はすでに2000mを超え、空気が薄い。
一歩一歩あえぎながら進みます。

呼吸は乱れる。
荷物の重さはますます体力を奪う。
少しの段差で足を上げるのも億劫。

一つとして垂直に立つ木はない 颪に対する生存戦略

300歩歩いたら休憩。
そう心に決めて小さく小刻みに足を運ぶ。
300が200になり100になる。
荷物の重さが肩に食い込む。
休憩のたびにバックパックを置いて座り込む。
正直、何度か撤退も考えた。

空が明けると少し気が楽になる……かも

13:20
林を抜けました。
まだまだ体は重い。
けれど少しずつ進めるようになりました。
小さな足取り。
でも休まない。
肩の痛みはひどいけれど、もう前しか見ません。

数年前はちゃんと標識が立っていました

14:30
小太郎尾根分岐に到着しました。
ライチョウとの出会いを期待しましたが……
会えませんでした。
疲れはあるけれどあと少し。
体はまだまだ動きそうです。

肩の重荷から解放! ヒャッホウ!

15:30
北岳肩の小屋到着しました。
手続きを済ませ初めてのテント場に降ります。

テント設営中に何度も立ちくらみを感じます。
全身もやたら熱っぽいです。

中途半端なテントの中に寝転がります。
そのまま意識が遠くなり10分ほど寝てしまいました。

固定していないレインフライが飛びそうになり片手でキャッチ

テント泊は数える程度しか経験がありません。
だから「自在」という部品の正しい使い方が分かりません。

風も強くなるだろうし、しっかり設営したい。
スマホで調べて付け直し。
岩にくくりつけ、テントを固定しました。
山奥でもネットができる……。
本当に感謝です。

荒れるからこそ見れる美しさも存在する

天気予報通り、雲が多くなってきました。
急いでテント設営を終えます。
ぱらつく雨を感じた時にテントが完成。
すぐに組み立てられるのが売りのテント。
でも、設営に30分以上かかってしまいました。

組み立てている途中に降り出した雨。
それが段々と強くなる。

気圧が下がるので菓子類は軒並み膨らみます

温かいご飯が食べたい。
しかし外で料理はできません。
テント内で料理したい。
でも、スベアというストーブは火力が強過ぎ。
アルコールストーブはテント内だと目が痛くなる。

仕方なくおにぎりやお菓子でご飯を済ませました。

夜になって嵐が本格化。
雨風が強くなり、テントが左右に揺れます。

寝袋がいつの間にか濡れていました。
テントにはベンチレーターという空気穴があります。
そこから雨水が入り込んだ様子です。
ベンチレーターを締め、嵐に耐える。

今度は内側へ水が染みこんできました。
崖側からの吹き付けが強い。
そのせいでペグが外れてしまいました。
結果、フライが本体と密着。

もともと、テントはフライと本体の二重構造です。
それらがスペースを保って水滴の侵入を防ぎます。
だから。密着すると水が染み込んでしまうのです。

何度かペグを打ち直しました。
でも、地面も土が少なく刺さりづらい。
結局濡れるがままにするしかありません。

慣れない環境のせいで、トイレが近い……。
催す度に覚悟を決めます。
レインウェアを着込み、靴を履き、外に出る。
おむつが欲しい。
冗談抜きで思いました。

夜。
体は疲れきっています。
しかし、雨音と風で眠れません。

Twitter。漫画。ゲーム。
時間はいくらでも潰せます。
フォロワーの皆さんからの励まし。
本当にありがたかったです。

予想最大風速は15m。
深夜から朝にかけて風がどんどん強くなります。

テントは風でたわみ歪む。
羽毛の寝袋は水に弱い。
レインウェアをかけ、濡れを防ぐ。
やたらと喉が渇くので水はたくさん飲みました。

移動距離 9.21km
消費カロリー 2484kcal
移動時間 8:08:47

北岳・間ノ岳登山
移動日

二日目

三日目

持っていった道具の紹介