2021年8月 北岳・間ノ岳登山記録2日目 天国

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天候が回復する予報を信じて朝を待ちます。

太陽の日差しとともに、雨の音が弱まってきました。

テントの前室を開いて外を軽く眺めました。
嵐で被害を受けたテント宿泊者はいないようです。
やはり北岳までテントを担ぐ強者達。
一晩の嵐なんてどうと言うことはないんでしょうね。
(僕を除く)

……正直、雷が来たらやばかったです。

7:20
風はありますが雨は止みました。
今日はこのままテントで休む。
……つもりだった。
しかし、天候は回復してきた。

山が嵐の後にため息をしているような風景

朝3時に出発を考えていました。
そうすれば三山の一番奥、農鳥岳まで行けます。
でも、今はもう7時をすぎました。
農鳥岳は無理でも、間ノ岳までは行けそうです。

バックパックを切り離す。
一食分の水と食料、トレッキングポールを持つ。
テントを出る。
7:40
間ノ岳に向かって出発しました。

まずは北岳山頂を目指します。
ほとんどの荷物をテントに置いてきました。
だから、肩がものすごく軽い。

ほとんど不眠で二日目の登山。
でも、体力はまだまだ余裕を感じます。

8:30
北岳山頂に到着しました。
時折富士山が雲の隙間から顔を覗かせます。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。
山々に囲まれた雄大な景色です。

遥か遠くに間ノ岳。
相当な距離に感じます。
でも、行くことは決定しました。
北岳山頂で羊羹を食べて出発します。

ここからは未知の領域。
危険箇所もあるため丁寧に歩きます。
足腰はまだまだ余裕。

ちょこっと富士山

10:00
北岳山荘に到着しました。
水が無料なのが本当にありがたい。
持ってきたアルコールストーブで湯を沸かします。
山菜おこわと豚汁。
昨晩食べられなかった温かい食事。
最高に美味しかったです。

10:40
北岳山荘を出発します。

眼前に広がる雄大な山。
間ノ岳は山の上に聳え立つ山、といった風でした。
頭頂にはまだまだ時間がかかりそうです。

頂上らしきものを超えて、次こそは間ノ岳か。
それを何度も繰り返しました。

想像以上に遠い……。
しかしここまできた以上、進むしかありません。

11:15
中白根山到着。
白根三山の間のピーク。
しかしこの山も3000mを超えます。
こんなにたくさんあるんだから一つくらい家の近くに欲しい……。

12:15
ついに到着しました。
念願の間ノ岳、登頂!

富士の眺めは絶景だと聞きます。
しかし残念ながら今日は雲が多い。
全く眺望がありません。

とはいえ、今はここまで来れたことに満足です。
しばらくゆっくり休みたい。
でも、時間が押しています。
名残惜しいですが、帰途に着くことにしました。

間ノ岳付近は結構広々とした道

今回、途中で日除けどめの購入を忘れてしまいました。
幸いなことに間ノ岳登山中はガスが多い。
おかげで暑さもずいぶん和らぎました。

こうして考えてみると、昨日の嵐はむしろ僥倖。
珍しい虹を見ることもできました。

帰りの北岳山荘で水をいただきます。
3L入れられるだけ入れさせてもらいました。

戻る途中、段々と疲れが増してきました。
少しでも楽にならないか、とルート変更。
八本歯のコルに向かってみます。
しかしこれが大きなミスでした……。

丸太で組まれた登山道。
平地であればなんともありません。
しかし疲れた体に薄い空気。
丸太の感覚は広く高さもあります。
たった数十センチの足上げ。
それが辛くてたまりません。
それが何度も何度も続きました。

結局、必要以上に体力を消耗。
北岳山頂からテントばまでヘロヘロで戻りました。
テントの中に倒れ込みました。

1本600円 でも、600円の味がします

山小屋の飲食物は高いです。
なるべく買わないようにしていました。
けれど、今回は欲に負けた……。

冷えているわけではありません。
でも、甘さと刺激が今の体には最高のごほうびでした。
僕は確かに、三番目に高い山も制覇したのです。

雲と富士山 すごい迫力

天候はすっかり回復しました。
荒い雲の隙間から富士山。
夕焼け。
山々。
本当に美しい景色でした。

雲が抜けても絵になるのが富士山

ポカリスエットの粉末。
飲み終えたペットボトルに注ぎます。
水を入れる。
シェイク。
これもまた最高に美味しい。
今度から登山には必ず持ってくるようにしたい。

今度こそ成功させてやる、と意気込むが……

夜ご飯はパスタとスープパスタにしました。

乾燥ニンニクと唐辛子、サラスパをつけ置き。
そのまま火で温めサラミをちぎって混ぜる。

余ったお湯はスープパスタに注ぐ。
最後にジェノベーゼソースをかけ、まぜる。
2色のパスタ、完成です。

史上二番目にまずいパスタ

パスタは今回も失敗。
生煮えの部分ができちゃいました。
やはりきちんと湯を潜らせないとだめですね。

それでもソースと疲れ、景色のおかげで完食できました。
反省を生かして次はもっと上手く料理しよう。
景色は相変わらず美しい。

長野県の方角を眺めると、街明かり。
星が一つだけ見えた。
新しいiPhoneはその小さな瞬きも捉えてくれた。

星空も美しい。
目の悪い僕でもきちんと星々が見えます。
ぼんやりと天の川も見えました。

24時間続く美しい景色。
これが何度も色を変えながら続いていること。
それがとても不思議に思えます。
しかし、明日は帰らなくてはいけません。

寝袋にくるまって数時間ほど意識が途切れました。
どれくらい眠ったのか記憶にはありません。

移動距離 11.45km
消費カロリー 2473kcal
移動時間 8:49:03

北岳・間ノ岳登山
移動日

一日目

三日目

持っていった道具の紹介

動画