2024年12月19日レコーディング「蛭ヶ岳登山」

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レコーディング

運動
蛭ヶ岳登山 18.96km
食事
キャラメル 塩タブレット
アマトリチャーナビアンカ パンチェッタとキャベツの炒め物

肌寒い朝3時くらいに家を出ました。
冬至前の日の短い期間。
できる限り暗い山道歩きを少しでも短くしたいのです。

どうにも丹沢山系までの道に慣れません。
奥多摩までの道のりと違って分岐が多い。
何度も停車してスマホで位置を確認。
6時過ぎにやっと登山口に到着しました。
本来はもっと奥まで進めます。
しかし、工事が始まる時間になれば車両通行止めになるはず。
前回工事現場の方にご許可いただいた場所に停車しました。

歩き初めは真っ暗。
ヘッドライトを点灯して歩きました。
歩き初めにヘッドライトはめずらしい。
明るくなることがわかっているので夜山歩きより気楽です。

今回は舗装路をできる限り登る道を選びました。
車両進入を阻むためのゲートを抜けて歩みを進める。
アスファルトの上には落ち葉がいっぱい積もっていました。
途中にあった車は乗り捨てられた古さではありません。
山小屋や工事関係の方々のものでしょうか。

ただし道はかなり荒れていました。
特に舗装道路から登山道に変わってすぐあたり。
かなり道が崩壊していて、木の階段が宙に浮くほど。
もう片方の道より変化がある。
一方で重心のかかる下りは危険そう。
下山は違う道を選ぶことにしました。

天気予報は登山最適。
……のはずでしたがイマイチ。
ほんの少し雨がパラパラ。
向かう先は白くもやがかっていました。
今の季節の薄白い雲は冷え込みを運んできます。
景色はあまり期待しないことにしました。

寒さは強まり、チラホラと雪に変わりました。
チェーンスパイクは持ってきてあります。
歩くのに不具合はないのでそのまま歩きました。
結局、今回の山行では一度も使用せず。

気がつくとあたり一面樹氷が出来上がっていました。
空気中の水蒸気が氷点下まで冷やされる。
過冷却された水蒸気が樹木に触れて凍りつく。
正確にいえば樹氷の出来始め、といったところでしょうか。
樹木の近くで観察すると針のような氷がついているのが分かります。
冬の雲取山は何度も登りましたが、あまり氷の形を見た記憶がありません。
樹木に近いというのは丹沢山系の特色なのかもしれません。

急登を登り終えて八丁坂分岐を越える。
この時点ですでに標高1200mくらいでしょうか。
頂上まで半分の時間で高さ的にはすでに三分の二以上。
序盤の急登は丹沢山系の特徴だと思っています。

いくつか山を登ってきた感想の一つ。
それは頂上までの道は違っても登りは同じということ。
例えば甲斐駒ヶ岳は三代急登の黒戸尾根が有名。
しかし別の駒津峰方面が楽かといえばそうでもない。
いずこも同じ山の急登、なのです。

という訳でしばらくは楽。
……のはずですがそうでもない。
山頂まではアップダウンが続きます。
思えば雲取山の鴨沢ルートは素直。
登りはずっと登り。
下りはずっと下り。
登り切ってしまえば後は楽なのです。
下りは気の緩みがあって怪我をしやすい。
そうはいっても使う体力はかなり減ります。
上げるより落とす方が楽。
物理現象は地球上、どこにいても同じなのです。

それだけに山頂に向かう下りはうんざりするものです。
楽ができる。
しかし、せっかく稼いだ高さを戻さなくてはいけない。
しかし、帰りは確実に登らなくてはいけない。
心理的な部分で、山頂までの下りは確実に損をします。

呼吸を整わせながら、いつもそんなことを考えています。

蛭ヶ岳に少しずつ近づくと階段が増えてきます。
階段もまた厄介で歩幅を強制されます。
できる限り小刻みに歩くのが疲れないコツ。
それだけに登山の階段はかえって疲れるものです。
幸いなことに蛭ヶ岳周辺の階段は幅が狭め。
僕の短い足でもそれほど負担にはなりません。
辛いことは辛いですが、足場は確実に安定します。
呼吸を乱しつつも一歩一歩感謝しながら歩きます。

やがて展望がひらけました。
山頂付近は吹きさらし地点があります。
山の斜面で遮るものがなく空に放り出された感じ。
少し怖い感じもしますが開放感もあります。
ずっとかかりっぱなしだった雲が抜けて眺望が良くなっていました。
冷え込みが枯れ枝を染めて彩りを加えています。

頂上に着く頃には天気が回復。
今まで見えなかった富士山がひょっこり顔を出しました。
山頂には僕一人。
登山道中も誰にも会いませんでした。
絶景を独り占め。
疲れが一気に吹き飛びます。

山頂で早速料理。
前回は市販の風防を持ってきましたが風に吹かれ不安定でした。
そのため、今回は自作した風防を持ってきました。
厚めのアルミホイルを何重かに重ねたもの。
鍋を囲んで軽くワイヤーで押さえる。
見栄えはよくありませんが働きは十分。
安定して火を使うことができました。
鍋つかみも自作。
足りない部分を補えるのが自作の良いところです。

そしてこれまた自作のパンチェッタ。
豚バラ肉を塩とハーブ類で漬ける。
水分を落として余分な塩分を水抜き。
後は冷蔵庫や外に保管して乾燥熟成。
時間はかかりますが基本放置なのが楽でいいです。

最近お気に入りなのがキャベツと炒めて食べること。
豚肉は生姜焼きや焼き肉など、味付けが基本。
でも、パンチェッタは豚肉本来の味を感じることができます。
キャベツと炒めると脂の風味が移ります。
登山中は野菜が不足しがちで妙に食べたくなります。
美味しくないわけがないのです。
パンチェッタにキャベツ。
もうこれだけでごちそうなのです。

しかしそれだけでは終わりません。
再びパンチェッタを炒めます
玉ねぎ、ほししいたけ、白ワイン、コショウ、チーズはまとめて。
本来は火を通す順番があるんですが今回は山の中。
荷物をまとめる関係上、食材や調味料を分けられませんでした。

火が通ったらパスタを入れる。
沸かした湯を少しずつ注いでパスタを炒め煮。
パスタが十分柔らかくなったら完成。

アマトリチャーナ・ビアンカ。
ビアンカは「白」という意味。
普通のアマトリチャーナはトマトを入れて赤色になります。
アマトリチャーナ・ビアンカはトマトが入らない。
その分、パンチェッタの味をストレートに楽しめます。

最後にもう一度お湯を沸かして抹茶。
頂上は非常に寒くて、手袋なしでは手肌が千切れそうなほど。
アルコールストーブに手をかざす。
そんな環境にあるからこそ、暖かさの有り難さを感じます。

姿を見せてくれた富士山に緑茶で乾杯。
荷物をまとめて頂上をもう一回り。
下山を開始しました。

日陰部分は白く染まったままでした。
木道にせよ登山道にせよ、凍りついた箇所の通過は怖い。
慎重に足を運びながら下りました。
蛭ヶ岳の場合は、下山でも登りが多数ありますが……。

姫次を超え八丁坂の頭。
予定通り、朝とは別ルートを選びます。
こちらは斜面が北側なのか、白く染まる道が続きます。
ここまで歩いてきて予想より滑らないことは分かりました。
しかし疲れもあるはず。
ここでも足運びに気を使いました。

途中、モノレールを通過する音が。
聞き慣れない音がするとビクッとするものです。

モノレール
音する方を眺めれば
ただ白妙の道ぞありける

何が走って行ったのか見たかった……。

後は黙々と急な坂を下るだけ。
あまりに景色の変化がありません。
前回の僕、よくこんな道を登ったなぁ。
過去の自分に感心しつつ進みました。

今回は久々の冬季登山。
いつもなら雲取山でした。
丹沢山にも足を運び続けて、少し世界を広げられたようです。
丹沢山や塔ノ岳では真っ白だったものの蛭ヶ岳は晴天続き。
今回は山頂に近づくにつれ天気が回復するサービス。
蛭ヶ岳に感謝し続けた1日でした。

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