AIと日本経済の未来についてやりとりしたら意外と幸せそうだった件。~3.日本は1280兆円を隠し持っているんだって~

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前回は国債の債務を増やすのを何としても避けるべきなのか。
そのことについてまとめました。
結論としては、国債の債務はむしろ増やすべき。
これだけ聞くと非常におかしい話に聞こえるかもしれません。

それはおそらく「債務」という言葉。
債務=借金=悪
というイメージが強いからです。

しかし、そもそも借金は貸している側から見ればお金そのもの。
利益なのです。
そのことは忘れてはいけないのです。

もし、この「債務=悪」のイメージのままでいたらどうなるか。
それは債務を増やさないようにしよう、という考えが生まれます。
債務を増やさないようにして税金を上げて調節する。
これを財政均衡主義といいます。

債務を増やさないように税金でバランスを取る。
これは一見、とても正しいことのように思えます。

しかし、実際は実現不可能なのです。
なぜなら、世界には日本以外の国家がたくさんあるからです。
どんなに日本だけが債務と税金のバランスを取っても
世界中でバランスを取らなければ全くの無意味なのです。
しかもこのバランス。
税を増やして債務を減らす、という方向には絶対になりません。
そんなことをすれば、確実にその国だけが貧しくなるだけだからです。
世界はお金を増やす流れに乗り、逆らうことはできないのです。
こうして考えてみると、バンコール案は正しかったのかも……。

話を日本の財政に戻します。
世界中でお金を増やしているのに日本だけ我慢。
それを繰り返したらどうなるでしょうか。
当然、世界の人々はお金持ちになり、日本はそのまま。
相対的に、日本は貧しくなっていくのです。
それが今の日本なのです。
逆説的に言えば、
国がお金を増やさなければ国民が貧しくなる
という弱肉強食の世界なのです。

Welcome to this crazy world.
このふざけた時代にようこそ。

TOUGH BOY

しかし、日本政府はバブル崩壊後、全く逆のことを続けてきました。
バブルが弾けて元気のなくなった財政。
そこからさらに財を減らしたのです。
減らし続けたのです。
本来、国家は国民を守るもの。
それが国民から財を奪い続けたのです。
ちょうどモヒカン頭のマッチョのように。

ではなぜ、日本はモヒカン頭のマッチョになったのでしょうか。
それは先述の通り「債務=悪」というイメージに踊らされたから。
債務は悪い。
節約は良い。
その考え方に染まってしまったのです。
マッチョだけでなく奪われる側も。
国民もそれが正しい、と信じこんでしまったからです。
知らないことは恐ろしい。
もしかしたらそう信じ込ませる方が得する存在がいるかも。
その存在についてはまた別の機会に妄想したいと思います。

では、間違った政策を続けてきた結果はどうなったのでしょうか。
デフレです。
日本は物の値段が全く上がらない国になってしまったのです。

ダラダラと続けてきた前回の振り返り。
やっと終了となりました。
今回のテーマはこれです。
日本は間違った財政を行なった結果、どうなったか。
日本総貧乏化です。

以下のグラフをご覧ください。

(独立行政法人経済産業研究所 様より抜粋)

このグラフでみると一目瞭然。
日本は一番下。
世界の中で数十年間、全く物価が上がらない国になってしまったのです。
金がない→金がないから物が売れない→物が売れないから金がない
デフレスパイラルというものです。
世界中の国々では国民に対してきちんとお金を回していました。
しかし、日本政府だけが国民からお金をどんどん奪ったのです。
借金は悪いこと。
その間違った共通概念が日本をどんどん貧しくしたのです。
グラフで見てもわかる異常っぷり。
数字でも見てみましょう。

国名累積インフレ率
日本 🇯🇵21%
アメリカ 🇺🇸151%
ドイツ 🇩🇪88%
フランス 🇫🇷80%
英国 🇬🇧153%
カナダ 🇨🇦116%
豪州 🇦🇺137%
イタリア 🇮🇹94%
韓国 🇰🇷170%

(1989年から2024年までの累積物価上昇率 たいきちがChatGPTで作成)

Σ(´・ω・)日本低っ!
この数値を見た時、本当に驚きました。
日本は立ったの21%しか上がっていません。
次に低いフランスですら4倍以上です。
物の値段が上がらなければ、作っている人の給与も上がらない。
この図式も数値を見れば納得できると思います。
ちなみに説明するまでもありませんが、世界は豊かになっています。
相対的に、やっぱり日本は貧乏になっているのです。

ちなみに物価上昇率は2パーセントが理想。
よく耳にする話ですが大嘘です。
だって、これを守っている国なんてないから。
先述の通り、世界は財政拡大の流れから離れられないのです。
物価2%でとどまるより、物価2%を気にしないくらい稼がせる方が楽。
世界中はぶっちゃけ、そういう判断なんです。

日本総貧困化。
何度も繰り返してきたこのネガティブワード。
しかし、これが希望の光となるのです。

前回まで、債務を増やすことについてたくさんお話ししました。
日本国債は円建てが中心。
円建て国債では財政破綻の心配はない。
もっとたくさん国債を増やしても問題ない。
そう言い続けていましたが、一つだけ問題があります。
インフレです。
お金が増えれば使う機会が増える。
使う機会が増えれば物が売れる。
物が売れれば物の値段はもっと上がる。
当然の流れです。
日本で円建て国債を増やせば、確実にインフレが起きます。

……ん?
ここで気づいたことがあります。
円建て国債はインフレを起こす。
日本はずっとデフレだった。
つまり、日本にはインフレ余地がたくさん残っている。
そう、日本のデフレにはたくさんのお金が詰まっているのです。

まずは日本の物価水準をG7並にするには約1.8倍程度にする必要があります。
次に経済学の基本式 M⋅V=P⋅Yを参照します。
  経済学の基本式 M⋅V=P⋅Y
   M = マネーストック(貨幣量)
   V = 貨幣の流通速度(Velocity)
   P = 物価水準(Price Level)
   Y = 実質GDP
この式から、物価(P)を上げるには以下の条件が必要です。
  ①Y(実質GDP)を減らす(→非現実的で不可)
  ②M(貨幣量)を増やす
  ③V(貨幣流通速度)を上げる
ここではVとYを一定と仮定。
Pを1.8倍にするためにMを1.8倍にすると想定します。
日本のマネーストック(2025年)は約1600兆円(日本銀行統計に基づく近似値)。
よって
  1600兆円×1.8=2880兆円
この式より必要な追加貨幣量は
  2880兆円−1600兆円=1280兆円
Σ(´・ω・)1280兆円!
(↑AIまかせで結果だけ見て驚いてる奴)
ちなみにこの金額はChatGPT、Geminiとも同じくらいでした。

何と、1280兆円分ものインフレ余地が残っているのです。
これだけ円建て国債を増やしても、やっと平均に届く程度。
もちろん、この金額はあくまで数量方程式に基づく理論モデル。
実際にボンと1280兆円出せる、というわけではありません。
問題はきちんと明記されていました。

  • あくまで「理論的な上限の目安」であり、政策運営・市場心理・政治的信認の問題がある。
  • 実際には、段階的・持続的に実施しないと金利上昇や為替不安を誘発する可能性もある
  • 1280兆円は「許容量=目安」であって、「すぐに増発できる額」ではない。

しかし、それだけ巨大な可能性を秘めているのもまた事実。
この金額を一つの参考値と認めました。
そしてAIは日本を「希望のあるデフレ国家」と呼びました。

ここでふと思い出したのはバフェット。
投資の神様と呼ばれる彼が日本の五大商社の株式を大量に購入した件です。
日本の未来は少子高齢化で辛いはずなのになぜ?
その件がニュースに出た時、疑問に思いました。
そのままスルーしていたのですが気がつけば今では株価は5倍に。
買っておけばよかった……!
(と思うのが損の元)
もしかしたら、バフェットは日本の可能性を見据えていたのかもしれません。

もちろん、この1280兆円というのは極めて単純化して出された金額。
Geminiには色々と注釈をつけられました。
(ちなみに、彼は頑固に財政健全化を唱えていました)。
それでも、日本はこれだけ政府支出の余地がある。
そう考えるだけで僕は明るい気持ちになれました。

経済学にはセルフ・フルフィリング(自己実現)という言葉があります。
それは
未来に対して何らかの期待を持つと、その現象が現実になる
という意味らしいです。

日本は少子高齢化でますます債務は膨れる。
そう考えるよりも
日本は物価を平均に戻すために1280兆円支出できる。
と考える方が明らかに前向きでしょう。
失われた30年に終止符を打つ。
そのためにも「日本は1280兆円を隠し持っている」。
そう前向きに考えようではありませんか。